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竹林の外に一枝が斜めに伸びる。佳人を思う、空は寒く、日は暮れる。

驀山渓・梅

宋代・曹組

洗妆真态,不作铅花御。竹外一枝斜,想佳人,天寒日暮。黄昏院落,无处著清香,风细细,雪垂垂,何况江头路。(化粧を洗い落としたありのままの姿で、白粉などはつけない。竹の外に一枝が斜めに伸び、寒い夕暮れの佳人を思わせる。黄昏の庭には、清らかな香りを託すところもない。風はそよそよと吹き、雪はしきりに降る。まして川辺の道では、なおさらだ。)

月边疏影,梦到消魂处。梅子欲黄时,又须作,廉纤细雨。孤芳一世,供断有情愁,消瘦损,东阳也,试问花知否?(月のそばのまばらな影、夢は心も消え入る場所へ至る。梅の実が黄ばもうとする頃には、また細かな雨とならねばならない。一生ひとり芳しく咲き、情ある者の愁いを尽きず呼び起こす。すっかり痩せ衰えた東陽の人のことを、花は知っているだろうか?)

詩情を流れにのせて

詩の情景アニメーション

アニメーションの内容は中国語の原版を保持しています。

アニメーションの準備ができました。

AI画像生成

現代語訳

梅の花は、紅や白粉を洗い落とした美女のように、もともとの姿が美しく、飾りを必要としない。竹の外へ一枝が斜めに伸び、寒い夕暮れにひとり立つあの佳人を思わせる。黄昏の庭では、清らかな香りを分かってくれる人もいない。そよ風がかすかに吹き、雪が舞い落ちる。まして川辺の荒涼として寒い道に咲く梅は、なおさらであろう。

月のそばのまばらで淡い梅の影は、夢さえも心を奪われる境地へと導く。梅の実が黄ばもうとするころには、また長く続く小雨を迎えるだろう。あなたは生涯、ひそやかな芳しさを独り守り、多情な人に尽きない憂いをもたらす。私はもう東陽の沈約のように痩せてしまった。梅の花よ、あなたはそれを知っているだろうか。

注釈

铅花:「铅华」と同じで、白粉などの化粧品。御:用いること。竹外一枝斜:竹の外へ斜めに伸びる梅の枝の姿を通して、清らかな雅趣を描く。天寒日暮:杜甫『佳人』の結びの詩意を踏まえた表現。

著:置くこと、落ち着くこと。「无处著清香」は、清らかな香りを置く場所もなく、誰にも認められない寂しさを描く。垂垂:落ちていくさま。疏影:まばらな枝の影。

廉纤:細かく、密に連なるさま。供断:尽きることなく与えること。东阳:沈約が東陽太守を務めたことにちなむ。詞ではその痩せ衰えた故事を借りて、自身の境遇を表す。

作品紹介

作品案内:曹組は梅を、紅や白粉をつけず、人知れずひとり節を守る美しい女性にたとえている。上片では梅の姿と置かれた状況を中心に描き、下片では徐々に梅を見る人の心へと移り、花から人へと展開する詠物の構成を作っている。

鑑賞解説

清らかな香りは本来広がるはずなのに、「无处著」(託すところがない)といわれる。重点は花に香りがないことではなく、それを受け止める人がいないことにある。そのため風雪の中の梅は、気高いと同時に孤独でもある。

結末で突然花に問いかけるのは、花を眺める人が、すでに自分の愁いを花に託していることを示す。前半の梅の細く清らかな姿と、後半の人のやつれとが響き合うが、終始、繊細で婉曲な語り口を保っている。

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辛禾は父の残した剣の房飾りを携えて竹の庭を訪れ、天下無敵の一太刀を学ぼうとした。竹籠を売る老人は昔の名を認めようとせず、水汲みや風の見分け方ばかり教える。何気なく渡してきた梅の枝でさえ、彼女が半年間ひそかに鍛えた鉄棒に勝った。突然、灰色の衣の十二人が山を囲み、失われた剣の秘訣を要求する。長く待ち望んだ本物の剣が鞘を出たが、それを握っていたのは来訪者だった。

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