酷無極文庫 詩詞から生まれた · オリジナル小説
詩詞の中の物語
一行の詩を、一つの物語として読む。
渡し場の灯、出されなかった手紙、そして名もない人々の身に降り注ぐ月の光。
お茶一杯の時間を自分に贈り、人の世を綴る一巻を開いてみましょう。
本棚を見て回る
118 作品が、静かに読まれるのを待っています
作品集
書架の蔵書 118
一冊を選び、物語がゆっくりと広がるのを楽しんでください。
半ばの帆で天門を過ぎる
聞松は、一人でも押して動かせるほど軽い新しい船を造り、帆柱のてっぺんには鳥を一羽彫った。天門の春の試験用の五艘の注文があれば、長年寂れていた父の造船所を再びにぎわせ、皆に自分の腕を覚えてもらえる。父は船の肋材を繰り返し押さえ、昔の学友は背の低い帆船に砂袋を二つ積み込んだ。彼は岸辺で追い風になびく柳の枝を見つめ、もう出発を待ちきれずにいた。
この本を開く物語と詩は、互いの源となる。詩の目録でインスピレーションを探す