酷無極文庫 詩詞から生まれた · オリジナル小説
詩詞の中の物語
一行の詩を、一つの物語として読む。
渡し場の灯、出されなかった手紙、そして名もない人々の身に降り注ぐ月の光。
お茶一杯の時間を自分に贈り、人の世を綴る一巻を開いてみましょう。
本棚を見て回る
118 作品が、静かに読まれるのを待っています
作品集
書架の蔵書 118
一冊を選び、物語がゆっくりと広がるのを楽しんでください。
柳の色が旅路を分かつ
段野は明朝、使節団とともに西へ旅立つ。杜既明は見送りの酒を押し返し、まず先月の店の家賃を求めた。二人で請け負った三百枚の祝いの便箋はまだ仕上がらず、帳簿には借りがあり、卓のそばには無給の試し仕事を拒む新しい手伝いも立っている。雨の夜、紙を干す小屋がまた雨漏りし、濡れた紙が一枚ずつ垂れ下がった。一杯飲めば話がつくと思っていたことを、すべて夜明けまでに話し直さなければならなかった。
この本を開く物語と詩は、互いの源となる。詩の目録でインスピレーションを探す