古代中国風の手仕事と世情を描く長編
二人の庭
酷無極 · AI創作 · 4554 字 · 約 12 分
小満が淡い金色の花を取りに来た日の朝、顧青は花の茎のほこりを二度拭った。受け台をほどいて中を見たり、控えにもう一枝まねて作ったりはしなかった。小満は持ってきた細長い箱に花を入れ、このところ仕事はどうかと聞いた。前より遅い、と顧青は答えた。小満も自分は遅いと言った。新しい帽子の縁飾りは、ひとたびずれると一周まるごとほどかなければならない。二人は戸口で、何の役にも立たないそんな失敗仕事のことをしばらく話した。別れるときには、勘定を済ませた日のようなぎこちなさは、不思議となかった。
顧青は振り返って祖母に見てもらおうとしたが、部屋には誰もいなかった。かまどの粥はまだ温かく、洗った椀は一つだけだった。沈素は書き置きをしていなかった。字をあまり知らず、ふだん出かけるといっても路地の入口までだった。顧青はまず井戸端へ行き、それから陳家へ行った。陳おばさんによると、祖母は朝早く布包みを提げて出て、紀さんのほうへ向かったらしかった。
追いかけようとしたとき、袖がかまどの脇の空の椀を倒した。椀は割れず、床を転がって戸棚の脚まで行った。腰をかがめて手を伸ばしても届かず、いっそ戸棚を丸ごと引き出すと、裏に何年分もの油埃と蜘蛛の巣がいっぺんに現れた。戸棚の下には古い銅の留め具も一つ落ちていた。父の青い布の上着についていたものだ。顧青には覚えがあった。拾い上げると指の腹にべたつく埃がついた。
顧青は低い腰掛けに座り、気持ちが落ち着くのを待った。祖母は人のいるところへ行ったのだから、外に落とした針のように今すぐ探し戻す必要はない。戸棚の下から、壊れた扇の骨、半分のナツメの種、石のように乾いた粉のかけらを少しずつ掃き出した。掃くほどに、それらは自分と同じだけの年月をここで過ごし、それぞれに隠れ場所を持っていたように思えてきた。
沈素は昼近くに、小さな豆豉の壺と灰色の布をひとまとめにして持ち帰った。布は紀嫂が取り替えたもので、縁はまだ傷んでいないから、陳婶の破れた枕の繕いに使いたいのだという。顧青がもう食べたかと聞くと、祖母は向こうで平焼き餅を焼いていたから、一枚食べたと言った。どうして私を呼ばなかったの、と言いかけたが、上着を脱ぐとき祖母の右肘が上がらないのを見て、布はひとまずどこに置くの、と聞き直した。
「私の寝床の足元に置いておくれ。また端切れだと思って裁つんじゃないよ。」
顧青は分かったと答えた。一人でぬるい粥を食べ、沈素は台所の戸口の外に座って布の古い糸を抜いていた。別々に食べたその食事を、急いで一家団欒に仕立て直そうとする者はいなかった。食べ終わると顧青は水を運び、棚をどかしたついでに裏の壁も拭こうかと尋ねた。祖母は、かまどの上は手が届かないからひとまず置いておいて、下のほうなら拭けると言った。
二人は午後いっぱい働いた。顧青は腰掛けに乗って煤を拭き、沈素は腰掛けを押さえた。祖母に長く支えさせまいと下りて水を替えにいくと、老人は彼女が背を向けた隙に、長い刷毛でいちばん黒い隙間をこすった。刷毛が溜まった灰を少しはね落とし、ちょうど鼻先にかかって、二人は同時にくしゃみをした。先に顧青が腰を折って笑い、自分の靴に水をこぼした。沈素は笑い声が子ガチョウみたいだと言いながら、こらえきれず一緒に笑った。
戸棚の脚がそろわず、ずっと四つ折りの花包み紙が敷いてあった。顧青が引き抜くと、裏に子どものころの赤いアヒルの絵があり、腹に「青」の字が一つ、ゆがんで書いてあった。何歳のときに描いたか覚えていなかったが、祖母は覚えていた。当時は赤い染料が買えず、顧青は戸に貼ってあった色あせた赤い紙を碗の水に浸して、灰がかった赤にアヒルを染めた。それを抱いてひと晩眠り、翌日には枕も顔も一か所ずつ赤くなっていた。
「あのとき、私を叱った?」
「叱らなかったよ」沈素の返事は早すぎた。
顧青が顔を向けると、祖母の口元が先に緩んだ。「叱ったよ。もう一度やったら紙はあげないとも言った。」祖母は古い絵を元の形に折り戻した。「そのあとお前は薬の包み紙を一枚くすねて、もっと不格好なのを作ったね。」
じゃあ私、子どもの頃から見込みがあったんだね、と顧青が言うと、祖母は濡れ布巾で叩こうとした。わざとよけずにいると額に黒い筋がつき、手で拭うほど広がった。二人が台所から出てくると、庭では猫が一匹、干してある刷毛のにおいを嗅いでいた。人を見ても逃げず、拭いたばかりの作業台の脚を尻尾で払った。
二月十五日、顧青は庭で見本を作り、花の下ごしらえは一盆だけ並べた。祖母は自分にもまだやらせてくれるかと聞いた。顧青は目を上げ、祖母の指の節を見た。沈素は太い茎を半分まで巻いて、振って見せた。「これはできる。黒くて細い花芯はよく見えない。三本できたら晴娘に布を届けてくるよ」
「二本作ったら休んで。」顧青はそう言ってから、舌先で歯を押した。「手が冷えてないか、自分で見てね。」
沈素はうつむいたまま糸を巻き続けた。顧青は火鉢を少し近くへ寄せ、本数にはもう口を出さなかった。三本目は巻きが緩く、祖母は自分でほどいて巻き直し、顧青が納める盆にそのまま混ぜようとはしなかった。作り終えると、三本を手に、これまでどおりなら一組いくらになるかと尋ねた。顧青はまず気まずさを覚えた。自分の祖母が、同じ庭で暮らしていながら手を出して金を求めるとは。
彼女は二文数え、老人の手元に置いた。沈素も遠慮せず、自分の短い銭ひもに通した。顧青は、家の生活費なら、もともと渡すべきものだと言いたかった。だが、その短いひもはほんの少し長くなっただけで、老人は持ち上げて重みを確かめ、まるで自分が今仕上げた品物のようにしていた。その後、祖母はやりたいときに何口かの下仕事を受け、やらないときは受けなかった。毎日いくつ仕上げるという数も、別に決めなかった。食事は変わらず一緒に取り、米は顧青が管理する生活費から買った。あの二枚の銭は、祖母に腹を立てないでいてもらうための代価でも、かつて育ててもらった年月の、いささかの返済でもなかった。
午後に沈素が出かけると、顧青は初めのうち、戸が鳴るたびに顔を上げた。二度も手に針を刺して、ようやく耳をそばだてなくなった。夕暮れには先に麺を一杯作り、祖母が帰ったらもう一杯ゆでた。麺を湯に浸したまま待って、のりのようにふやかすことはしなかった。沈素は半分の大根を持ち帰ることも、何も持ち帰らず、城南のあの家の娘が嫁に行くので昔なじみにみんな会えたとだけ話すこともあった。顧青もそれを聞くと、今日の淡い金色の花はようやく曲げても傷まなくなったと話した。商いがよかったか悪かったかだけで済ませなかった。
顧青にも、出かけて帰りが遅くなった日があった。姚の店に見本を確かめに行くと、韓夫人がついでに物干し棚を一か所見せてくれ、二人は時を忘れて話し込んだ。槐巷に入って初めて、もう日が暮れたのに気づいた。冷えたかまどのそばに祖母が座っている姿が先に浮かんだが、戸を開けると炒めた豆豉の香りがした。沈素は小皿を手に、かまど口で自分の夕飯を食べていた。顧青の分は鍋に入れて蓋をしてあり、その下にはまだわずかに火が残っていた。
「遅くなるって言うのを忘れてた。」顧青は言った。
祖母はうなずき、腰掛けを一つ動かして席を作った。それで明日は行ってはいけないなどと言い渡しはしなかった。顧青が座って豆豉の皿を見ると、刻んだ辛い大根がひとつまみ入っていた。子どものころから苦手な味だ。少しつまんで口にするとむせて目尻が赤くなり、沈素は急いで水を渡して、食べられるふりなんかして、と笑った。顧青はふと、母がいたころ、家にはいつもこんな皿があったことを思い出した。父と自分には辛すぎて、祖母と母だけが食べた。母がいなくなってから祖母は別に一皿炒めることをやめたので、顧青は祖母も好きではなかったと思っていた。
彼女はそれを口に出さず、もうひとかけつまんでそっと飯の端に置き、少しずつ口に含んだ。翌日、菜を買いに出ても、同じ味のものを大きな壺で買い置きしてやることはせず、あの辛い大根の屋台はいつ出るのかと紀さんに聞いた。帰って沈素に場所を教えると、知っている場所だから次に店が出たら自分で行くと言った。その日の午後、窓辺の竹籠にはつやつやと赤い唐辛子が一本増え、葱の葉のそばに掛かっていた。風が来ると二つの色がそれぞれかすかに揺れた。
十七日にも、二人はまた一度言い争った。顧青は、祖母が糸選びを手伝うと約束し、午後には使えるものと思っていた。ところが老人は自分の金で小さな竹簾を買い、四半刻かけて寝床の脇に試し掛けし、窓辺の西日を遮っていた。顧青はこらえきれず、簾一枚の陰がそんなに急ぐことなのか、こちらはまだ見本作りに追われているのにと尋ねた。沈素は、約束したのはご飯のあとに選ぶということだけで、どのご飯のあととは言っていないと答えた。そう言って自分でも屁理屈だと気づき、簾を持ったまま、昔、子供が勝手に紙を染めるのを禁じていた頃のように、顔をぴんと張りつめさせた。
顧青は言い分なら山ほどあったのに、その顔を見ると、ふいに笑ってしまった。「おばあちゃんも仕事をさぼるんだね。」
沈素は竹のすだれを横にして寸法を見た。声を少し落として言った。「今日は先にこれを掛けたいんだよ」
結局、顧青は自分が水平だと思う高さに竹すだれを掛けてやることはしなかった。祖母が示した側を支え、少し低いところに鉤を打った。すだれの下端が窓台に触れ、引き上げると軽く引っかかった。祖母は、これなら手を伸ばせば届くと言った。掛け終えて祖母が作業台に戻ると、顧青は口の開いた小さな油灯を別にともしてやり、太糸を二玉に分けた。細針の皿は押しやらなかった。
夕暮れ、周季平が前に持って帰らなかった測り縄の残りを取りに来た。戸口から竈の部屋が一か所空いているのを見て、新しい戸棚に替えたのかと聞いた。顧青は、古い戸棚でも埃を拭けば誰にも分からなくなると言った。彼は指で額を触り、自分も拭いたらどうなるだろうと聞いた。「まず袖のインクを洗い落としてからね。」彼は見下ろしてようやく、インクがとっくに手の甲に移り、額にまで小さな跡を押しつけたと気づいた。窓辺で見ていた祖母は、笑って糸を一巻き間違えた。
彼が帰ると、沈素は、あの人は十一月にはあんなに軽口をきかなかったのに、春の日に傘ごと干されたせいかね、と聞いた。顧青は答えようとせず、うつむいて花の受け台を結った。顔は熱くなったのに手つきはかえって軽くなり、花びらは一重ずつ開いて、白くくっきりした押し跡はつかなかった。
十九日、彼女は新しい見本の最初の一盆を庭に出し、風に当ててみた。祖母の竹すだれは半分まで下り、その影が花包みの古紙でできたアヒルの胴を横切っていた。戸棚の下に敷く紙を替えようとすると、沈素は古い紙の厚みがちょうどいいから替えなくていいと言った。顧青が紙を押し込んで安定させ、戸棚の上に手のひらを置いて押すと、四本の脚がしっかり落ち着いた。台所に空いた場所では二人がすれ違えた。祖母が汁物を持って入ってくると、顧青は横へ一歩よけ、汁は一滴もこぼれなかった。
· この章 終 ·
本書はAIの支援による創作で、王安石《梅花》と当サイトの元の短編《春風は売らない》をもとに書き広げています。登場人物、商取引、地理、紀年はすべて架空で、詩人の伝記ではありません。木を守ること、絹の花に香りがないこと、祖母と孫が蓮を眺めることという、原作の中核となる選択は残しています。
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