古代中国風の手仕事と世情を描く長編
一枝いくら
酷無極 · AI創作 · 4979 字 · 約 13 分
年の暮れ、西市でまた小さな屋根つきの場所が空いた。靴売りが仕事を切り上げて郷里へ帰るので、残りの数日はほかの人に譲ってもいいという。顧青が通りかかると、前は毎日気にかけていた青いのれんが目の前にあったが、足を止めなかった。籠の中には姚の店に届ける花がもう結い上げてあり、小満が帰って数を確認するのを待っていた。東市へのあの八枝、十八枝、まだ帳面につけていない次の分が、古い煉瓦で布の端を押さえるこの場所と、彼女とを隔てていた。
屋台の前を二歩ほど通り過ぎ、ふいに引き返して、半日だけならいくらかと聞いた。靴売りは、半日でも一日分の場所だから、どれだけ座っても六文だと答えた。顧青は花籠の重さを手で量り、六文をすぐ損とは見なさず、手元に残していた紅梅と椿を何枝か取り出して、垂れ幕の下に並べた。姚の店の代わりに売るでも、誰かが型を選ぶのを待つでもなかった。ただ半日座って、自分の花を買いに来る人がいったい何を求めているのか見たかった。
最初に来たのは、やはりいちばん安い小花を買う客だった。人に雇われて水を担ぐ若い女が、長いこと花に触れてから、少しまけてもらえないかと聞いた。顧青は値はもう書いてありますと答えた。口ぶりが姚蓼そっくりで、自分でもはっとした。女は手を引っ込め、言い争いもせず、向こうへ赤い紐を一尺買いに行った。呼び止めようとしたところに二人連れが来て、どの花ならつけてもつぶれにくいかと聞いた。忙しくなって、そのひと言をかける機会を逃した。
半日で五枝売れ、手元に四十文が増えた。場所代を引いても、同じ数を花屋に卸すより多い。ただ、途中でかまど小屋へ湯を一口もらいにいくときは、隣で櫛を売る女に花籠を見ていてもらうしかなく、戻れば今度は相手の売り場をしばらく見てやらなければならなかった。その間に客が来て、いちばん安い一枝には触られて折り目がついていた。櫛売りの見張り方が悪かったとも言えず、自分で直すしかなかった。前は毎日あったような小さなことを、このところ家で注文を待つうちに忘れていたらしい。
身なりの整った客が敷布の前に立ち、椿の花びらと花芯が生き生きとしていると褒め、どこの店の品かと聞いた。顧青が自分で作っていると答えると、決まった店構えがあるのかと重ねて尋ねた。顧青は背後の借り物の青い幕を指したが、言いかけて引っ込め、西門の路地に住んでいて、東市の蓼花記にも納めていますと言った。店の名を聞いてようやく客の表情が和らぎ、一枝買っていった。顧青は八文を握ってうれしかったが、さっき店先を指した自分の手はあまり見たくなかった。
家に帰ると、小満は届ける花をもう仕分けていた。初めに言っていた半日を一刻過ぎていた。顧青は手に入った銭を数えるのに忙しく、すぐには気づかなかった。祖母はかまどのそばから湯を一碗持ってきて、まず手を洗い、露店の埃を新しい絹につけないようにと言った。顧青は返事をしながら、小満に明日も少し来られるかと聞いた。小満は、大晦日は家に帰って菓子を蒸す、染め場では例年居残りだったが今年はようやく自分が休む番だと答えた。
顧青はうなずき、では明後日にと言った。小満は少し笑って、明後日は元日でしょうと聞いた。顧青はようやく、自分が花の数ばかりで日を数えていたと気づき、来いと無理に言ってるんじゃない、ちょっと聞いただけと慌てて言った。小満は頭の古い簪を押さえ直し、家には自分にご飯を作ってくれる人がいるから、毎度何度も温め直させるわけにもいかないと言った。顧青は反対しなかったが、当てにしていたあの枝数を、いったいどの日に振り分ければ間に合うのか、急に分からなくなった。
午後、彼女は姚の店へ納品に行った。店で花を作る三人の中にももう荷をまとめた者がいて、帳場に残っていたのは姚蓼本人だった。姚蓼は椿を二枝、顧青の前へ戻した。届いたときには花びらの縁がきつく縛られて開かなくなっていた、客が正月につけて出かけたら、翌日戻ったときにはどうなっているかわからない、と言った。顧青は枝の底を返して見た。まず小満が茎を包んだところを思い出し、次に自分が最後に巻き足した結び糸を見た。どこに先に力がかかったのか、すぐには見分けられなかった。
姚蓼は残りの品まで代金を保留にはせず、使えるものはもとの値で受け取り、傷んだものは整え直してから見ることにした。顧青が今年の納入値も六文きりかと聞くと、姚蓼は、自分で店を出すなら売れた分は全部あなたのもの、でも店に置くなら売れた瞬間だけを勘定に入れるわけにはいかないと言った。三人の女の手間賃を持ち出してまた弁明することはせず、引き出しから下旬の家賃の書き付けを一枚取り出し、受け取ったばかりの花箱の山の下に差し込むと、向き直って棚の隅で傾いていた花を整えた。
顧青も一箱を整えるのを手伝った。二人とも手慣れた仕事だったので、しばらく値の話はしなかった。姚蓼がふいに、新しく来た手伝いは年越しに何日休むのかと聞いた。まだ決めていないと答えると、姚蓼は顧青をひと目見て、自分も初めて人を雇った年は、年越しは客が多いから働かないともったいないと思ったものだと言った。だがある年、店の女の息子が正月に初めて「おっかあ」と言ったとき、その人は家におらず、店に戻るとひと言も口をきかなかった。それからは元日が来るたび、人の休みを勝手に切り詰める気にはなれなくなったという。
顧青はそのささやかな話を聞き、店主でもそんなことを言うのかと思ったそばから、これを機に納める数を減らすよう勧めているのかもしれないと疑った。そのひと言の出どころを心の中で二つも探したせいで、かえって自分の作業台のそばにその言葉を落ち着かせてやれなかった。家に帰ると、返された二枝を小満に渡し、根元を巻き直して締める必要がある、これは新しい仕事の分には数えられないと言った。小満は受け取って、結局、茎が緩んだのか、押されて傷んだのかと聞いた。顧青は両方だ、まず直してから届けよう、お客はどちらのせいか見分けてくれない、と答えた。
シャオマンはうつむいて糸をほどき、ようやく一番外側のひと巻きがきつすぎるとわかった。花をまとめて束ねるときに加えたもので、自分が巻いたものではなかった。グー・チンに指して見せたが、ちょうど祖母の鍋を運ぶのを手伝いに行くところで、あとで見ると返された。鍋を運び終え、二人で見ると、グー・チンは、内側の根元の結びがもっと平らなら、外から押されてもここまでひどくならなかったかもしれないと言った。その言葉が終わるなりシャオマンの手は止まり、しばらくしてようやくまた糸をほどき始めた。
その日、勘定のときに、顧青はまず新しい仕事の分として四文を置き、さらに二文を取り出して、くぐもった声で言った。「今回、外側を縛ったのは私だから、直した分も渡すね。」小満はその二文を別にしまい、十二月十五日、内側の結び方を教わっていなかったのに差し引かれたままの二文には触れなかった。手直しした二枝をそろえて返し、正月三日に来たら、新しく作る分はまた初めから数えるのかと尋ねた。顧青はそうだと答え、これから注文が安定して、仕事がこれだけでなくなれば、工賃の話もしやすくなると言った。小満は、家で待っているから先に帰って菓子を蒸すと言った。出ていくときも卓の糸くずをきれいに集め、狭量なうえ仕事もいいかげんだと顧青に言わせる隙は与えなかった。
あの綿入れは、彼女が二十九日の午後に選んだものだった。既製服の店には何着か掛かっており、一着は柔らかく、一着は厚手で、厚手のほうは襟に濃い色の縁取りがあり、並べてあると柔らかなものよりしゃんとして見えた。祖母は座っていることが多いとよく分かっていて、初めは柔らかなほうを取るつもりだった。だが店員に、こちらなら外へ着て出ても見栄えがすると言われ、その縁取りに手を止めた。代金を払うときも、祖母がこれから近所の家へ行くなら、孫娘の花作りにも少しは稼ぎがあると、人に見てもらってよいはずだと思っていた。
店の者に寸法を聞かれ、顧青は持参した古い綿入れを当てて比べた。肩や背の丈ばかり気にして、襟はもう見なかった。古い綿入れの襟は祖母が自分でほどいて直しており、もとの形より一段低くなっていた。古着を巻き直すと、内側の当て布が一片のぞいた。慌てて外側で覆った。その古びた色ひとつで、新しく買ったほうまで安く見られるのを恐れるかのようだった。
帰りに橋詰を通ると、周家の傘工房はもう半ば戸を閉めていた。陸纓が温め直したばかりの飯の鍋を中へ運び、周季平に、もうその歪んだ鳥はいじらず先に食べなさいと声をかけていた。顧青は鳥の翼が戸を擦るかすかな音を聞いたが、入らず、胸の綿入れを少し強く抱いた。祖母が着替えた姿を明るく思い描きすぎて、その襟元が合わない可能性をほとんど残していなかった。
大晦日の夜、顧青は祖母に新しい綿入れを一着贈った。高価ではなかったが、襟は古いものより広かった。沈素は試着し、座って仕事をすると顎に当たると言った。顧青は慌てて折り返してやり、色が暗すぎるのかと尋ねた。祖母は色は好きだが、襟は直さないと、と答えた。彼女は少し落胆した。買うときには、祖母が見てすぐ喜ぶと思い、また仕事を一つ増やすはずではなかったのだ。祖母が自分で針を取って襟をほどき始めて初めて、彼女は針を受け取り、今ここでゆっくり直せばいい、誰かに見せるため急いで着るわけでもない、と言った。
二人はささやかな夕飯を食べた。戸の外ではときどき爆竹が鳴り、聞家ではまだきちんとふさげない南門を人が見張っていた。許檀が蜜漬けの果物を一皿持ってきて、顧青は自分で蒸した菓子を一包み返した。塀越しに話しても、前のように路地の入り口まで届く声を張ることはなかったが、梅の香りはもう月初ほど濃くなかった。祖母に明朝は親戚回りに行くかと聞かれ、顧青はまず休もうと答えた。ようやく花をせかされない一日は気楽だと思っていたのに、いざ横になると、どの箱の蓋を閉め忘れていたかと、そればかり考えた。
元日、小満はやはり来なかった。小さな腰掛けが空いているぶん、顧青は自分で手を伸ばすことが増えた。一日いっぱいは働かず、作り直しの花二枝の根元をまとめ直しただけだった。午後に祖母の襟を直し終えて、古い襟の内側にも一度ほどいて縫い直した糸の層があることに気づいた。沈素は、もとは人が着た布でも、暖かさに差し支えはないと言った。顧青はその糸を内に隠した。何もかも初めて仕立てた真新しい上物のように見せようとは、もう焦らなかった。
三日、帰りの荷車が着いた。羅宜は残金百六十八文を人に託し、試しに使った香り紙も小さく二枚添えてよこした。長々と褒める代わりに、十八枝そろっていて、六輪は外せる、卓の上なら遠くからでも見分けられるとだけ伝えてきた。顧青が銭を碗にあけると澄んだ音が鳴り、路地中の人に聞こえたらいいのにと、ふいに本気で思った。青い見本の残りを一枝取って祖母のそばに挿し、きれいかと繰り返し尋ねた。祖母が答え終わらないうちに、彼女はもう笑いが止まらなくなった。
小満が来たのは、ちょうどその笑い声のさなかだった。顧青は羅宜の伝言を見せ、外せる六輪のところを指さして、一緒に縫いつけないよう言ってくれてよかった、と言った。小満も少し笑い、ぶつかった拍子に全部落ちないよう、碗を卓の奥へ押しやった。二人はひととき、あの日、濡れた布を一緒に提げて橋を渡ったときのようだった。同じ一つの仕事を喜べて、どちらも別の数字を先に持ち出してその喜びを押しつぶさなかった。
ところが新しい仕事を振り分け始めると、顧青はまた、小満が作る盆の数を年明けの数日先まで割り振った。小満はそれを見て、三日は半日来るとしか約束していないし、午後は染め場に戻らなくてはならないと言った。顧青は顔を上げ、これからはもう少し増やすって話だったでしょう、と言った。その言葉が口をつくと、ついさっきまで部屋にあった楽しさが、茶碗の縁からそっと滑り落ちるようだった。小満はそれを受け止めず、自分の三つ分の材料だけを揃え、低い腰掛けに座り直すと、うつむいて、今日すでに約束してあった分から取りかかった。
· この章 終 ·
本書はAIの支援による創作で、王安石《梅花》と当サイトの元の短編《春風は売らない》をもとに書き広げています。登場人物、商取引、地理、紀年はすべて架空で、詩人の伝記ではありません。木を守ること、絹の花に香りがないこと、祖母と孫が蓮を眺めることという、原作の中核となる選択は残しています。
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